今人気の【ハーバリウム】を身近に感じてみませんか?
実際に作ってみたい!・・・と思いませんか?
そこで、ここでは初心者でも美しく作ることのできる「ハーバリウム」の作り方についてまとめました。
作るためには知っておきたい基礎知識をはじめ、より長く楽しむためのコツまでわかりやすく解説してあります。
様々な用途で選ばれるハーバリウムを作ってみましょう!
Contents
1.ハーバリウムの基礎知識

ハーバリウムとは
植物標本の意味を持ちます。
本来は植物学においておいて保存された植物標本の集積(植物標本集)を指す言葉。
最近ではインテリアとしてのガラス瓶とシリコンオイルや流動性パラフィンなどを用いて、鑑賞目的で注目を集めています。
基本的には
・ドライフラワー
・プリザーブドフラワー
・押し花
を、オイルに浸すことで美しいままの状態を保つことができる『植物標本』これがハーバリウムです。
ガラス瓶に入れることでその美しさはより引き立ち、様々な用途で選ばれています。
2.ハーバリウムに必要なもの
ハーバリウムを制作するにあたって必要なものも事前に準備しておきましょう。
花材選びはとっても楽しいのですが、注意点もあるので気をつけましょう。
2-1.瓶
ハーバリウムは花材の配置と瓶のバランスがとても大切です。
2-1-1.瓶の選び方
瓶を選ぶ際は、
・飾る場所
・飾るシチュエーション
・贈る相手のイメージ(プレゼントの場合)
などを考えながら選びましょう。
また、購入の際には、専用の瓶を購入することが一番です。
ネット販売ではまとめて購入すると安価で購入できますので、お友達とシェアしたりするのも良いですね!
専用の瓶をすぐに用意できなく、100円ショップなどで購入する場合は
■蓋がきっちりとしまるか?
-輸入品等でしっかりと締まらないことがあります
■瓶の厚みが異常に厚くないか?
-瓶の厚みが厚すぎると中の花材が膨張して見えたり、見えずらくなります
などに気を付けて瓶を選ぶようにしましょうね!
ただ、瓶の形によって作成の難易度が変わってきますので、そこにも気を付けて選ぶようにしましょう。
2-1-2.瓶のタイプ
●円柱型
お花の配置もしやすくどこから見てもバランスよく見えます。
●スクエア型
少し難易度は高くなります。光の屈折による見え方がスクエアタイプは難しく、膨張して見えます。配置の仕方をマスターしたうえで選びましょう。
●電球型
下部がボリュームがありだんだん上に行くにしたがって花材が少量になります。上部と下部のバランスをしっかりとると美しいです。
そのほかにも丸型やハート型など様々なタイプがあります。
円柱型が、難易度が一番低い形になりますので、初心者の方は、まず、円柱型から練習するといいですね。
2-2.オイル
ハーバリウムに使用するオイルは、引火点が高く花材に適した粘度の専用オイルが適しています。
住んでいる地域や環境なども考慮したうえでオイルを選びましょう!
●浮遊花オイル
-100%純粋なミネラルオイルで作られているハーバリウム専用オイルです。
引火点262度で安心です。
また、粘度も高いので花材が動きにくく初心者の方でもとても作りやすいオイルです。
100%ミネラルオイルの高純度の為、光の屈折がより美しく放ちます。![]()
●流動パラフィン(ミネラルオイル)
炭化水素系の化合物で、無色透明で無臭のオイルが多いです。
流動パラフィンはミネラルオイルとも呼ばれ、もっとも身近なものにはベビーオイルがあげられます。
化粧品原料にも使われるなど人体への影響がないため、ご自宅などでハーバリウムを作るには流動パラフィンが最適です。
ですが、引火点や流動点の問題がありますのでこのオイルで制作したハーバリウムをお店やインターネットなどで商品として販売するには注意が必要です。
●シリコン(シリコーンオイル)
ケイ素系の化合物で無色透明で無臭、化学的にも安定性のあるオイルです。
ただし、シリコンはミネラルオイルと比べ価格が高いのが難点。
また、コーティング剤や潤滑油にも使われているオイルですので非常に滑りがよく、家庭用洗剤だけでは落とすのも大変です。
床に付着してしまったシリコンを拭き取ったつもりでも、その上を歩くと滑ってしまったり、服に付着しても取れなかったりと、ご家庭などで気軽にハーバリウムを作るのには少し難があります。
その一方で非危険物であるシリコンの引火点は300℃以上、流動点はマイナス50℃以下。安全面ではシリコンが一番です。そのため、ハーバリウムオイルを選ぶ場合はシリコンが主流になりつつあります。
流動パラフィン(ミネラルオイル)は海外から精製があまいものが輸入され、安い値段で売られているものもあります。
ただ、こういったオイルでハーバリウムを作りますと、作った当初は綺麗なのですが、花材の劣化が早くなったり、オイル自体が短期間で変色したりする場合もあります。
ハーバリウムオイルを購入される場合は、商品の原料国と製造国の両方がきちんと明記されて売られているものを選びましょう。
こちらの点についても確認をしてオイルを選びましょう!
2-3.花材

ハーバリウムは水分が大敵です。水と油ということでトラブルも多いのです。
水分が入るとカビの発生の原因や、花材の劣化に大きく関係します。ハーバリウムが生花を使用できない理由がここにあります。
しっかりと乾燥させたドライフラワーやプリザーブドフラワーが適しています。
ただし、プリザーブドフラワーでは着色が強いものは時間とともにオイルに色がついてくるので注意が必要です。
●ドライフラワー
こちらスターフラワーのような小花はヘッドの部分だけを使用しようとするとオイルを入れた時に浮いてきてしまいますので、枝の部分を一緒に入れて頂いたり、カスミソウや紫陽花をうまく組み合わせて浮かないようにします。
小花に関しては単独で小さくしてしまいますと同じような現象になりますのでご注意ください。
●プリザーブドフラワー
プリザーブドフラワーのローズは存在感があり高貴なイメージのハーバリウムが完成しますが、色の濃いブルー・レッド・イエローなどは色落ちが目立ちます。
プリザーブドフラワーの種類によっても異なりますので、染料をご確認いただくかシリコンオイルでの制作をお勧めいたします。
2-4.あると便利なグッズ
●ピンセット
長めのサイズのピンセットが様々なタイプの瓶に使えるのでお勧めです
●接着剤
花材を抑えたいときにあると便利です!必ず≪クリアタイプ≫を選びましょう。
●LEDライト
1本1本飾るのであれば、このような台座が電離です!複数本飾る場合はシートタイプのLEDライトがお勧めです!
3.簡単にできるハーバリウムの作り方
最近ではネットをはじめお花屋さん、雑貨店、ショッピングモール、デパートなど様々な所で販売されていますが、実際の作り方を知りたい方も多いと思います。
手順を追って完全解説していきます!

3-1.使用する瓶の消毒と乾燥
①瓶を消毒する
購入した瓶を消毒しましょう。新品だから大丈夫!と思いますが埃や手の指紋などもカビの原因になります。しっかり殺菌消毒をしましょう。
特に100円均一などたくさんの方が手に触れている場合は見えない汚れが付着しています。
赤ちゃんの哺乳瓶の消毒をするように、沸騰したお湯の中に1分以上投入しましょう。

②完全に乾燥する
煮沸消毒後、しっかりと乾燥させます。
ドライヤーを使用したり食洗機の乾燥を使うのも良いでしょう。
内側に関しては水分が十分に抜け切るのに時間がかかりますが、完全に抜けるまでしっかりと乾燥させてください。
水分が残ったままオイルを入れますと分離や花材のカビの原因となりますので十分ご注意ください。
また、白濁して使用が出来なくなることがあるので十分注意しましょう。
3-2.花材選びと配置イメージ
いよいよ制作本番です!
ハーバリウムを作るうえで、カスミソウとアジサイは最も美しく扱いやすい花材と言われています。
どちらも小花や浮きやすい花材の浮き防止や止めの役割も担っていますので、うまく配置することをお勧めします。

アジサイなどはご自宅のお庭にあるものをシリカゲルなどを使用して、ドライフラワーにするのも魅力的です。
瓶を横にしてお花を配置していきます。
スターフラワーなどの小さいお花やペッパーなどの実物は単体では浮きやすくバランスが崩れます。
そういった浮きやすいお花や実物の特徴をしっかりと考えながらイメージを配置します。


3-3.瓶に花材を入れていきます
①1/3分まで花材を入れる
花材の組み合わせ画像を参考に、下から順番に花材を入れていきましょう。このとき、1/3ずつ花材を瓶に入れていくのがポイントです。!
瓶に下から1/3分の花材をピンセット等で優しく入れていきます。この時点では大まかな配置だけ調整しておきます。

②花材を入れてオイルを投入する
1/3分ぐらいまでの花材を投入して配置をしたら下段から1/3の位置まで、専用オイルをゆっくりと優しく入れていきます。
オイルが入ったら、ピンセット等でお花のバランスが良くなるように位置調整をします。後で下段を調整するのは難しいので注意しましょう。
③中段・上段の1/3分の花材・オイルを入れて調整する
続いて中段の1/3・上段の1/3の位置までを作ります。
入れていくやり方は下段と同じですが、上段まで行ってから下段のお花の位置を動かすと全体的に崩れてしまいますので、その都度お花の位置を確認しましょう。
また、中段以降はどこに正面を持っていくかを意識するとより美しく仕上がります。
オイルはキャップから1cm下げたところまで入れましょう。

3-4.完成前の最後のチェック!
オイルは温度変化によって容積が膨張したり、収縮します。
冬場の寒い時期にハーバリウムを制作する際、オイルを瓶いっぱいに充填いたしますと、温かくなると同時にオイルが膨張してフタから漏れ出したり、容器自体を破損させることもありますのでご注意ください。
ハーバリウムを制作する際は、液面とフタの間に余裕をもってお作りください。

4.よくある失敗と覚えておきたい注意点

ハーバリウムを作った後、時間がたつと花材が色落ちして、透明なオイルに色がついてしまうことがあります。
特に流動パラフィン(ミネラルオイル)を使ったハーバリウムでよく色落ちします。
これはハーバリウムに使ったプリザーブドフラワーの染料の成分が影響しています。
染料の原料には鉱物系、動物系、植物系などがあり、粉状の染料を使いやすい液状にするためには、染料を溶く材料が必要となります。
その材料として、水、オイル、アルコールが主に使用されます。
水、オイル、アルコールは互いに
・水とオイル →混ざらない
・水とアルコール →混ざる
・オイルとアルコール →混ざる場合と混ざらない場合がある
という特性があります。
つまり、水で色素を溶いた染料を使用して作られたプリザーブドフラワーであれば、染料がオイルとは混ざることがありません。
したがって、ハーバリウムでもその色を長く保つことができます。
反対に、プリザーブドフラワーの染料にオイルやアルコールが使用されていますと、ハーバリウムに使うオイルに色素が溶け出す場合があります。
つまり、ハーバリウムに使用するプリザーブドフラワーは、水で色素を溶いた染料(水溶性染料)で着色したものが一番適していると考えられます。
ハーバリウム用の花材をお買い求めの際は、水溶性染料のプリザーブドフラワーをお選びください。
シリコンはその特性上、水で溶いた染料、オイルで溶いた染料のいずれも色が落ちる可能性は低いと考えられているのですが、オイルで溶いた染料でもわずかに色落ちすることがありますのでご注意下さい。
5.より長く美しさを保つポイント

長く美しく状態を保つためのポイントは…
●直射日光の当たる場所に飾らない
オイルを通して花材に光が吸収され花材の色の退化・カビの原因となります。花材によっては1週間程で色の退化が見られます。
●火の気のない所で管理
引火点が通常250度以上なので安全面には考慮していますが、オイルということを頭においてヒーターやガス台の近くなど、火の気がない所で管理してください。
●高温多湿場所は避ける
前項でも説明したように、ハーバリウムはオイルを使用しておりますので水は大敵です。そのため湿気の多い所、洗面台や浴室など水気の多い場所には注意が必要です。きっちり蓋が閉まっていても微粒の水蒸気が入り込み分離やカビの原因となります。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか?
初めての方でもハーバリウムを作るにあたっての知っておきたい事はご理解いただけたのではないでしょうか。
何回か作ることでコツ画つかめてくるはずです。
最初は不安…という方には慣れるまで手作りキットなどで作ってみるのもよいでしょう。
ハーバリウムに入れる花材の種類や色、一緒に入れる飾りで何通りも作ることが可能です。
また、様々な用途でとても人気が高く喜ばれプレゼントとしても最適です。
ぜひこの記事を参考に、ご自身でハーバリウムを作ってみてください。
お読みいただきありがとうございます。

